【沖縄のユタ完全ガイド】ユタの起源と本物のユタを見つける3つの方法

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”#【沖縄のユタ完全ガイド】ユタの起源と本物のユタを見つける3つの方法”

沖縄の占い占いの話しをすると必ず出てくるのが「ユタ」の存在です。そして、私を含めてユタについて無知な人。人づてやネットの情報から理解した、知ったつもりで勝手に沖縄の占い師=ユタと決めつけていませんか?本記事では、沖縄の歴史の1つといえるユタについて、ユタとはどういったものか歴史的な背景を踏まえ詳しくご紹介したいと思います。

沖縄のユタとは?

沖縄のユタについて、最近では占いの認知度や利用者の増加にともなって「ユタ」というキーワードを聞いたことがあるという人も随分増えてきたように思いますが。ユタについての正しい理解はまだまだで、ユタは沖縄で高い霊感を持った占い師だと思っている方が非常に多いように思います。

実際には、それは正解のようで正解ではありません。wikiには、沖縄や奄美大島の霊媒師(シャーマン)とありますが。まだまだ私の理解も浅いですが。ユタは、ただ霊媒師(シャーマン)というよりも沖縄の歴史、政治と密接でありその起源などなど知れば知るほど奥深い”ユタ”の真実が見えてくるような気がします。分かる範囲でそのあたりもご紹介していきます。

医者半分、ユタ半分

余談ですが。沖縄では、『医者半分、ユタ半分』と冗談ヌキに沖縄のことわざがあるぐらい。悩み事、体の不調、精神的な苦痛の拠り所として”ユタ”は沖縄の日常に密接な関係があります。

それを表すように、沖縄のアーティストのBEGIN(ビギン)さんも直球に『医者半分、ユタ半分』という曲名の楽曲をリリースしています。音もメローで、歌詞はシュールで耳馴染みの良い1曲です。

ユタの起源

沖縄のユタの起源については、明確にその誕生を裏付ける資料などはまだ見つかっておらず都市伝説的なものからある程度歴史的な裏付けの取れるものまで含めるとかなりの数の誕生説があります。その中でも特に有力視されている、ユタの起源・誕生説についてご紹介します。

羽地 朝秀の琉球王国・大改革

引用:羽地 朝秀(はねじ ちょうしゅう)

1600年代に沖縄の政治家としてはじめて『中山世鑑』(ちゅうざんせいかん)の編纂を行い、琉球王国初の正史・歴史書を完成させた政治家である、羽地 朝秀(はねじ ちょうしゅう)唐名、向象賢(しょう じょうけん)がユタの起源と言われています。

羽地 朝秀がまとめた、この『中山世鑑』には源為朝(鎮西八郎)が琉球に逃れ、その子が琉球王家の始祖舜天になった「源為朝が琉球に渡り建国の主となる」などの記述があるなど非常に興味深い歴史書の1つとして知られています。

そして羽地 朝秀は、当時の沖縄である琉球王国が薩摩藩より度重なる琉球侵攻を受け疲弊していた政治・経済の立て直しを図るため1666年に尚質王の摂政として多くの改革を実行し成功に納めます。

その改革が大きく4つ。

  • 地方制度改革
  • 行政機能の強化
  • 質素倹約
  • 政教分離

この4つで、ユタ誕生のキッカケを産んだのが質素倹約と政教分離の2つで特に質素倹約については王家はもちろんのこと、一般庶民の贅沢も取り締まり無駄な財政支出を抑えました。

この財政支出を抑える動きの中で、当時の琉球王朝と深く繋がり財政に大きな負担となっていたのが。ノロやユタと言った土着の琉球神道なのです。これを問題視した羽地 朝秀は、政教分離として聞得大君(きこえおおきみ)位の格下げ、東御回り(あがりうまーい)への王参拝の禁止、諸祭事を縮小するなど大きな改革を行いました。

この時に、迫害・弾圧を受けて誕生したのがユタの原形だと言われています。もともと、薩摩藩の支配統治下にあるときにも宗教と政治が密接な琉球王国の根強いノロ(祝女)組織を無理に変えようとした動きがありました。

その後、羽地 朝秀が立て直しを図る際にも王国の権力を強めるためにもユタなどの土着の信仰は非常に疎ましい存在であったことは間違いありません。そうしたことから、薩摩藩の侵攻が進みノロ(祝女)組織の弱体化を計ったあたりから既にユタの誕生と動きがはじまったのではないだろうかと推測されます。

ユタになる人・なれる人

ここまでユタの起源や歴史的背景をザックリとご紹介しました。沖縄のユタは、羽地 朝秀の琉球王国時代から数えると400年以上もの歴史があることになりますが。最近では、家系や血縁などに関係なく修行を積んでユタとして活動をされる方も増えており偽物ユタや、銭ゲバユタなどといった様々なトラブルや問題を起こす方もでているそうです。

沖縄のユタについて、海外のドキュメンタリー番組の動画です。このユタの方は、30代で「カミダーリィ」の試練を迎えてユタになられたそうです。このようなユタ本人がユタになるまでを語る動画は大変貴重ではないでしょうか。

実際にユタになれる人は極わずか

ユタの人口は、最盛期に比べ少子高齢化や沖縄の文化も変わってきているため大幅に減少しているそうです。まずユタになれる人は「サーダカンマリ」と沖縄の方言では言われ霊感が強い人、強い家系であるということがユタになれる前提条件となります。

そして、「カミダーリィ」と呼ばれる原因不明の病気や発熱など身体的・精神的に苦しい試練を迎えるそうです。このカミダーリィの試練のなかで、神様からのお告げを受けるそうですが。この苦痛を伴う試練というのは、ユタにならなければ治まらないと言われているそうですが。

そのユタになるためには、沖縄にある修行場での修行を経なければなりません。

沖縄の本物のユタに会うには?オススメの探し方3選

ここまで読んで頂いた方は、既に何かしらの大きな悩みや不安、解消したい問題やトラブルがあるのかもしれませんが。実際に、沖縄でユタに会うには?しかも偽物のインチキなユタではなく、本物の正真正銘のユタに出会う方法を探していらっしゃると思います。いくつかの方法をご紹介します!

沖縄のうちなんちゅーの口コミ・紹介

沖縄の本物のユタは、宣伝もメディアやましてやテレビに出ることなどはほとんどしないと言われています。看板やホームページで宣伝するユタは偽物だ!!と断言するうちなんちゅーもいます。(それはそれで極論ですが。。。)

そして、彼ら本物のユタは無暗に色んな方と接触せず。長い付き合いのある方やその関係者だけを見るそうです。

ですので、すぐに出会うのは難しいですが。やはり時間をかけて、ユタの口コミや情報収集をしてその関係者を見つけるところからスタートするのが回り道のようですが。一番の近道かもしれません。

そして、もっとも間違いない方法が”地元沖縄のうちなんちゅーの口コミ・紹介”です。彼らは『ユタ買い(ユタに占ってもらう、見てもらうこと)』する際には必ず知人の口コミや紹介を介するそうです。ですので、多くの人から良い評価のユタ=本物のユタという正攻法で自分にあうユタを見つけるそうです。

沖縄県外のやまとんちゅう(ヤマトンチュウ)の鑑定実績

これは沖縄の文化と本土の文化の違いからくる、的外れな鑑定を避けるためです。とくに後述しますが。年配のユタの場合、それが色濃くでるため結果全く的外れな当たらない=良くない占い師、ユタに出会ったというミスマッチングが起きるためです。

言葉・方言の問題から若いユタがお薦め

沖縄に限らず、方言や言葉の壁というのは、どこでもあります。海外で占いの経験がある方であれば分かると思いますが。通訳、しかも占いを上手に言語化出来る方がいないと全く腑に落ちないというか?占いなのか、英会話スクールなのか?という状況に陥りかねません。

特に看板もホームページも持たない本物と言われるユタは、年配の方が多いため言葉の壁というのも意識して探すことをお薦め致します。

沖縄のユタの貴重な鑑定風景

沖縄のユタに鑑定してもらいたい方にとっては、貴重な参考になる鑑定風景です。やり取りの雰囲気を掴むには最適の動画ではないでしょうか。

ユタに視てもらうなら3人のユタに視てもらえ」

最後に、沖縄でユタに自分の悩みや不安を見てもらう際に念頭に置いて頂きたい言葉がこの「ユタに視てもらうなら3人のユタに視てもらえ」です。これは沖縄のうちなんちゅーの方々もセカンドオピニオンのように、自分に最適なマッチするユタを見つけるためには最低でも3人のユタに見てもらうことが大事だという言い伝えです。

これはある意味で、現代の電話占いや対面占いでも当てはまることではないでしょうか?ある人にとっては、最適でオススメの占い師さんでも自分が占ってもらったその日がたまたま占い師さんのコンディションが悪いなんて事も、、占い師さんも勿論人間ですから。鑑定する自分自身との相性が悪いということもあるでしょう。

そういった意味でも、是非自分が納得のいくまで最適でベストなユタを探すことをお薦めしたいと思います。(もちろん、金銭的な負担なども考慮してください。)

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