【風水と方位 完全ガイド】「鬼門と北枕で寝ると縁起が悪い」は本当か？

風水のイメージとして、羅針盤の様に方位をみる風水用の方位磁石のようなものを真っ先に頭に浮かべる人も多いと思います。

風水では、「方位」はとても重要な役割を担っているというのが専用の方位陣があることでもご理解いただけるはずですので、今回は、方位についてきちんと説明したいと思います。

各方位にはそれぞれの運気について効果などがあるので、知っておくだけでもお得ですよ。

風水と方位の関係

風水と方位は切っても切り離せないものです。

そして、どんな運気アップを図るときも方位が必ず関係してきます。

例えば、恋愛運をアップさせたいときは「南東」の方位など、恋愛風水記事でご紹介してきた様に、恋愛運だけではなく全ての運気についてその運気アップに効果的な方位というものが風水には必ずあるのです。

また、「鬼門」や「裏鬼門」などについては、以前、「桃太郎」のお話しなどで簡単に説明させていただきましたが、桃太郎のお話しで「鬼門」や「裏鬼門」などを重ね合わせて物語にしているということは、日本人には方位というものが、日常生活に根深く浸透するほど大事だということに気がついていただけたら幸いです。

「北枕で寝ると縁起が悪い」などのお話しなどもありますよね。

その辺についても今回の風水と方位の記事後半で説明していきますので、方位について正しい知識を得て、存分に活用してみてください。

風水×方位「八方位＋中央」

風水で大まかに方位は「八方位」に「中央」をプラスしてよく使用します。

「二十四方位」などもありますが、まずは、風水の方位として「八方位プラス中央」を覚えておいてください。

簡単に、風水で使われる八方位というものを説明すると「北・北東・東・東南・南・南西・西・北西」にプラスして「中央」の九つになります。

「鬼門」や「裏鬼門」というのは中国風水では意識していないので、「鬼門や裏鬼門」は日本風水で使用されているものです。

風水仕様の羅針盤をイメージする人が多いと思いますが、「風水羅盤」というもので風水師が方位だけではなく、これまでご紹介してきたようなものが簡単にわかるようになっているものなのですが、風水師ではない人は、普通の方位磁石で間取りなどの方位がわかるもので十分です。

有名な風水の先生が執筆している書籍などでは、風水の方位を説明している方位図では、北と南が逆になっていたりするものもありますが、意味的なものは全く同じですので、心配しないでください。

今回の記事では「各方位が、どの様な意味合いを持って風水で使われているのか？」というのをわかる様に、それぞれの方位をなるべくわかりやすく説明していきます。

以前の記事で、五行説を紹介した時に表にもしてありますので、そちらの表を参考にしてみてくださいね。

風水×方位「北」

日本では「北枕」として認知されていることが多い「北」の方位ですが、運気に関して風水的に「北」の方位は、「健康運」に影響がある方位になります。

そして、夜の営みに関することにも効果がある方位です。

「北」の方位や各方位についてたくさん紹介したいことがあるので、わかりやすく表にして説明します。

風水×方位「北」：関係する事柄

北の方位は、北枕のイメージが強いかもしれませんが、こうやって確認すると全く縁起が悪い方位だと感じませんよね。

お金を休ませる場所としても最適な場所なので、是非、お財布などは北の方角や次に紹介する北東の方角へ収納してください。

お金は日があたる場所や明るいところを嫌います。

お金は暗くて涼しいところが好きなので、お金関係の収納場所として「北」や「北東」を意識してみてください。

風水×方位「北東」

北東の方位は「鬼門」と言われていますが、悪いイメージばかりの方位ではありません。

次の表にあるように、金運や仕事運に関係がありますし、「鬼門」がどうしても気になるというなら常に掃除と整理整頓をして、それでも気になるなら盛り塩をしておけば全く問題ありません。

風水×方位「北東」：関係する事柄

お金などの保管場所としておすすめな「北」と「北東」の方位ですが、通帳や資産などに関係のある書類などを保管するようにしてみてください。

一番身近なものとして、「お財布」なのですが、お財布はいつもどこにしまっていますか？

もし、鞄の中に入れっぱなしやリビングに出しっぱなしなど、どこにも収納していないのであれば、それは金運を下げていることになります。

理想としては、「北」や「北東」にある部屋に、財布専用の箱などを用意し、その日使い終わった財布を専用の箱などに入れて寝かすイメージで収納してください。

お財布は、あなたのお金を大事に守ってくれているものであります。

守っているということを人に例えて考えれば、当然、神経をすり減らして疲弊していることが想像できるはずです。

ですので、お財布は鞄に入れたままにしたり、どこかに出しておいていては休むことができないのです。

今すぐにでもお財布専用の箱などを用意し、お財布を休ませるようにしてみてください。

私は、お財布専用の布団ってありますよね。それを購入し、毎日、使い終わった財布を寝かせています。

金運が悪いと感じている人は、お財布の収納場所と方法を変えてみてくださいね。

風水×方位「東」

「東」の方位は、太陽が登る方角なので「明るい」や「発展」「何かをスタートする」という方位でもあります。

朝日が登るイメージ通り、運気に関しても悪いというイメージがありませんので、東の方位は大きな窓があれば間取り的にはベストです。

大きな窓ではなくても、「東」の方位にある窓は、常に綺麗にしておくことで太陽の光や暖かさ、明るさだけではなく、良い運気も取り込むことができます。

気をつけることは、「明るすぎる」ということもダメなので、レースのカーテンなどで調節するようにしてください。

何事もバランスです。

全てにおいてバランスが大事ですので、運気に良いからや良いからといって、そればかりにならないように心がけてくださいね。

風水×方位「東」：関係する事柄

表に音に関するインテリアなどとありますが、これは、東の方位にテレビやオーディオ、楽器など音に関するものを置くことで、東の方位と相性がぴったりなインテリアになりますから、是非、模様替えするときなど試してみてください。

また、机を東向きに配置したり、趣味のものなどを東に配置すると良いと言われているので、お子さんの勉強机など東向きにしてみてはいかがでしょうか。

風水×方位「南東」

恋愛運にとても関係がある「南東」ですが、恋愛運以外にもいろいろある方位です。

恋愛に必要な運気は、恋愛運だけではありません。

人間関係運というものがあり、運気を気にしない人でも人間関係は気になるはずです。

人間関係が良好になるようにすれば、出会いなども広がっていきます。

そうなると、現在パートナーがいない人にも良い出会いが必ず訪れるようになるのです。

恋愛運の記事で、その辺はもっと詳しく説明していきますので、こちらではまず、方位について頭に入れておいてくださいね。

風水×方位「南東」：関係する事柄

「南東」は恋愛運に特化した方位である！と覚えておいて間違いない方位です。

人間関係の運や結婚にまで関係してくると表には記載してますが、繋がっていることですので納得していただけると思います。

寝室やリビングなどにぴったりの方位でもありますので、意識してみてくださいね。

間取り的に違う間取りだとしても、南東方向を良い状態にしておけば全く問題ありませんので、心配することはありませんよ。

方位を意識したり、部屋などの状態を改善することで風水というのはお金をかけることなく、運気を上げることができる素晴らしい開運法なのですから。

風水×方位「南」

「南」の方位のイメージは、暖かいや暑いなどではないでしょうか。

そんなイメージの「南」は、イメージ通りで間違い無いのですが、どのような意味などがあるのかなどを知っているともっと効果的に運気などを上げることができるようになりますよ。

「南東方」は恋愛運などに効果がありますが、「南」の方位は、美容運などにも関係する方位です。

女性であれば美容は、とっても関心がある方位ですよね。

男性でも「美」を意識する人も多いので、男性であっても美に関心があるなら「南」を意識してみてください。

風水×方位「南」：関係する事柄

「南」の方位は仕事運、健康運、美容運などが関係があるとわかったところで、しつこいかもしれませんが、どれも関係性があるということに気がついて欲しいところです。

例えば、健康であれば、当然お肌などにも影響が出てきますし、元気に暮らせていけるはずですよね。

元気であれば、仕事もバリバリできるようになります。

そうなると、お金にも影響が出てきて人生が豊かになります。

こういうように考えるのが、風水の思考でもあります。

全ては繋がっていて、どれが一つ欠けても成立しないものなので、バランスを大事にしていろいろと試してみてください。

一つのことに夢中になってしまうこともわかりますが、立ち止まって周りを見回してみてください。

バランスを一番意識して、いろんなことをやっていくというのは大変かもしれませんが、全部を100％できる人なんていません。

100％を目指すというその姿勢は大事ですが、例えるなら、テストであれば赤点にならないように合格点を狙うようにして全ての教科を網羅することが、運気に関しては大事なのです。

風水×方位「南西」

「南西」の方位は「裏鬼門」と言われている方位です。

「鬼門」の東北から悪い気などが入り、裏鬼門の「南西」方向へ抜けていくという悪い気の通り道と言われています。

ですが、心配することはありません。

北東と同じで、南西の方向にある部屋などを良い状態を保つことで、裏鬼門だから悪いということはなくなるのです。

風水×方位「南西」：関係する事柄

「裏鬼門」でもある方位で、悪い気などの通り道とも言われている南西ですが、ここで少し視点を変えてみましょう。

通り道であるならば、通り道は尚更詰まらないようにするべきだとは思いませんか？

水に例えると、水が流れていく水路などは、スムーズに流れているから良いのであって、水路にゴミが溜まっていたり水が流れていかないようなものなどがあれば、水は留まってしまいます。

その水を悪い気や鬼などの人に対して悪いものに例えてみれば、鬼門の北東から裏鬼門の南西までは、悪い気が止まらないようにスムーズに通り抜けてもらうように掃除や整理整頓をしておく。

そして、盛り塩をして清めておけば、悪い気が影響することはないというように考えることはできませんか？

掃除の意味を前の記事でご紹介しましたが、手にほうきを持って人と神が一緒にいる場所を綺麗にするのが掃除です。

ですので、悪い気などは綺麗にしていれば、居心地が悪いのですぐに立ち止まって寄り道したりせずに通り過ぎ去ってしまうんですよ。

そう考えれば、鬼門や裏鬼門も全く怖くないですよね。

風水×方位「西」

陽が沈む方位でもある西の方位には、金運でも有名な方位ですよね。

そんな「西」の方位に関係のある運気などをみていきましょう。

風水×方位「西」：関係する事柄

金運は、キラキラしたものが大好きというようにも言われています。

西の方角にキラキラするものをインテリアとして置いてみてください。

金運が引き寄せられてくるはずですよ。

風水に興味がなくてもご存知の金運アップの色である「黄色」をモチーフにしたものなどでも間違いありません。

西の方位であってもお財布などの収納にはぴったりですので、西の方位にお財布などを収納する場合は、先に説明したように専用の箱を用意するなり押し入れにお財布の寝床を作るなりしてみてくださいね。

黄色を意識して、ひまわりを飾って育ててもいいですし、ひまわりの絵や写真などでも同じ効果がありますので、試してみてくださいね。

ひまわりを例えで出しましたが、黄色のもので自分が良いと感じるものであればなんでもいいですから、インテリアなど飾ってみると効果がありますよ。

風水×方位「北西」

北西の方位は、主人に一番良い方位と言われています。

家庭であれば、ご主人に向いています。

出世や事業を上向きにさせたい時などには北西を意識してみてくださいね。

風水×方位「北西」：関係する事柄

宝くじを購入した時は、どこに保管してますか？

仏壇や神棚が良いと言われていますが、北西の方向へ保管するのも良いと言われているんです。

黄色の箱や布、袋などに入れて保管してみてください。

きっと、良いことがありますよ。

風水×方位「中央」

ここまで、各方位についての風水的な意味などをご紹介しましたが、風水には方位に「中央」という考え方もあります。

中央は、全ての方位の中央にあるもので、全方向からの影響を受けますし、逆に全方向に影響を与える方位です。

ベースとなる方位と考えることもでき、「主」にはぴったりの方位になりますので、家庭でいえば大黒柱・独身であれば自分というようになります。

主がしっかりしていれば事業でもなんでも問題なくことが運んだりしますよね。

そのようなイメージで、家の間取りから家の中心を意識してみてください。

「オールマイティ」というよりも、万能な方位と考えてみてはいかがでしょうか。

万能というのは、人が関係すること全て、運気の全てというように考えてみてください。

風水×方位「中央」：関係する事柄

中央というのは、家の間取りをじっくりと確認してください。

間取り図があるのであれば、図を参考にして、間取り図がないのであれば自分で簡単にでも紙に間取り図を書いてみてください。

そこで、家の中央（中心）がどこにあるのかというのを一度確実に把握しておいてください。

そして、家の中央がわかったら、そこを徹底的に掃除して、荷物や物などを置かないようにしてください。

間取りによって、家の中央が部屋だったり廊下だったり様々あると思いますが、家の中央に吹き抜けや階段があると気が落ちきませんので、注意が必要です。

間取りを変えることはできませんので、そういう場合は、常に綺麗に保つことを意識し、生花を飾って良い香を家中に広げたり、観葉植物を起き良い運気を集めるようにしてください。

風水×方位「北枕」の都市伝説

昔から、北枕にして寝ると「縁起がよくない」などおばあちゃんやお母さんなどに言われてきていて、北枕＝悪い＝悪運などの様にイメージが刷り込まれている方位の「北」ですが、これは、実は全くの迷信のようだというのはご存知でしたでしょうか？

「北枕にすると縁起が良く無い」というのは、お釈迦様が亡くなった時に北枕で顔が西を向いていたからという説がありますが、それをどのようにして縁起が悪いというように広がったのかは不明な点も多く、はっきりしたことをここで述べることができませんが、北の方位で紹介したように、人間には重要な運気や体の部位など効果がある方位ですので、北枕にすると縁起が良く無いというのは迷信なのです。

野生動物のほとんどは、寝る時に北に頭を向けて寝ているそうです。

動物は、自然と北へ頭を向けて寝るということは、磁場の関係があるかもしれませんし、とっても不思議ですよね。

動物は、地球において人間のように環境破壊をしません。

野生の動物たちは、地球には、良いことをしていると言っても過言では無いと個人的には思っています。

少し話がズレましたが、北枕にして寝ることで頭が冷えて体が温まるという体には良いことが起きるという説もあります。

血流が良くなり健康になるなど、その説はたくさんあります。

時の権力者も北枕で寝ていた人が多いとかなんとか。

北枕にして寝ることのメリットは、自分で実践してみるしかありませんよね。吉と出るか凶と出るか。

信じるか信じないかは・・・・・・。

風水×方位「鬼門」

先の方でも少し触れましたが、「鬼門」や「裏鬼門」というのは、中国の風水ではなく日本に風水が伝わり、陰陽道ができて陰陽師という役職ができた頃に日本独自の考え方として確立されていったもののようです。

日本の地形を思い浮かべて欲しいのですが、「東京」を中心にすると、北国の方は「北東」の方向になりますよね。

「東北地方」と言うくらいですから、「鬼門」というものを当てはめてみるとかなり当てはまってしまう地形になるような気がします。

そして、裏鬼門の方向を考えてみると・・・・。

日本というのは陰陽道でいけば、「鬼門・裏鬼門」が当てはまってしまう地形となってしまうのではないでしょうか。

ですが、安心してください。

先のそれぞれの方位でも説明したように、「鬼門・裏鬼門」の方位でも良い運気にすることはできますし、100％悪い方位ではありません。

運気というのは、人次第でどうにでもできるものなので、その辺をじっくり考えていただいて、悪いからといって嫌厭するのではなく常に綺麗に保つこと、悪い気が止まらないようにすること、そして、盛り塩で清めるという布陣で挑むようにしてください。

そうすることで、間違いなく悪い気が鬼門から裏鬼門へ流れたとしても、全く影響ありませんから、通り過ぎていく様子を快く見送ってあげましょう。

風水×方位のまとめ

いかがでしたでしょうか？

今回の記事で、各方位がどのような意味合いなどがあり効果がある運気などがはっきりしたと思います。

今後の風水を紹介する中でも、方位は絶対関わってきますので、この記事は保存版のように考えていただけたら幸いです。

もちろん、方位について紹介しきれなかったことも今後の記事中にアップしていくので、ご期待くださいね。

では、風水で誰もが幸運になれますように。