相性種類「業・胎の関係」：人生の大切な局面で出会うことが運命付けられている相性
「業」にあたる宿は自分が前世で生きた宿、「胎」にあたる宿は自分が来世で生きる宿。このような因果があります。業・胎の相手とは人生の大切なポイントで出会って助け合います。一時的にはお互いのエネルギーを吸収して蓄えるので密な接し方をしますが、いづれは離れていきます。
人生の中で離れていても心にずっとお守りのような存在で置くことが出来る不思議な相性です。基本的には環境や年齢に左右されずに価値観を共有できます。不倫での業・胎の関係は、例えば結婚相手との縁を断ち切るために力を貸してくれる。仕事での大きなプロジェクトを成功させるときに出会う。自立のための知識やスキルを身につけさせてくれる。
このようなことが多いように感じます。一つの大きな目標などのために自力で頑張れないときにあらわれる存在です。
業・胎の関係で起こりうること
目標を達成したり、ようやく一緒の時間を楽しめると思っていた矢先に離れることがあります。業・胎の相手と離れることは自分や相手の成長の結果ではありますが、憎しみの伴わない未消化にはなります。この未消化をどう飲み込むのかも次のステップへの試練になりますが、業・胎の不倫には切なさがあります。
相性種類「安・壊」の関係：愛さないことが難しいけども試練が多い成長の糧の相性。
宿曜の「安・壊」を説明するときには慎重になるのが本音です。避けるべき相手だとか、踏み込んではいけない。などと説明する文章もよく見かけますが、安・壊の相性は実は一番の感情を出せる相手でもあります。安・壊での不倫は体の相性が良すぎて離れられないだけではなく、精神的にも魂的にも意思は関係なく強烈な力で惹きつけられます。
全ての物を失なっても良いと無条件で願うほどに愛し、愛される安・壊の関係にはロマンがあります。不倫での安・壊の関係が多いのは障害が付きもの。という観点で見ると出会うのが遅かった、出会うのが早かった。このような気持ちになることが多いでしょう。安・壊は破壊作用があると言われていますが何か壊れる物が自分にとって不要なものであるのならマストなのです。
人生の中で一度はこのように人を愛さずにはいられないと思えるような恋愛も糧になります。
安・壊の関係で起こりうること
様々なものが剥がされていく相性です。それがプライドだったり、心だったり、環境だったりあらゆるものが剥がされていきます。安・壊の恋愛や不倫は愛情が憎しみになってしまうというケースもありますが、憎しみになるのは自分の成長が足りないのです。また人を変えて環境を変えておなじような試練が訪れます。
どんなに安・壊の不倫が苦しくても離れようとすると経験したことのない苦痛が広がっていきます。苦しくなってしまったら、寂しくなってしまったら今以上に相手を愛してください。感情や持っているものすべてを出し切って残るものを抱きしめることで成長していけます。
相性種類「栄・親」の関係：穏やかな時を一緒に過ごせる実りのある相性。
栄・親の関係は出会いの印象は地味で心に響くものがないことが多いのですが、一緒に過ごす時間が増えたりしていく中で相手の良さを次第に見つけられるゼロからプラスにしていける関係です。不倫での栄・親の場合はお互いが結婚生活を解消して一緒になるケースもありますが案外障害なくスムーズに進みます。
形に拘らない宿同士であれば不倫関係でも長く継続して二人の仲での居心地の良さを見つけていけます。
栄・親の関係で起こりうること
居心地や落ち着きはありますが、宿の性質によっては移り気な相手だと浮気の心配があります。その浮気相手が安・壊であることが多く、穏やかな関係の中に突如嵐が起こり対処できないことがあります。栄・親の関係でこのようなことが起こった場合は歯を食いしばって相手の手を離してください。栄・親の居心地の良さよりもほかの相手を選ぶような場合はその方の宿の本質的なものなので今後も相手が変わって同じようなことが起こります。
許す必要はないので、自分のことを考えて前を見るようにしましょう。栄・親の関係での執着は自分の首を絞めるだけなのです。栄・親は基本的にはとても良い相性です。相性種類「友・衰」：情熱的だが悲恋の相性。どちらかが尽くし、どちらかが尽くされるというギブ＆テイクの出来ないアンバランスな関係です。
一時的には四六時中相手のことを想ってロマンチックですが、いざ不倫からお互いに一緒になろうとすると周囲の邪魔が入ったりなかなか思うようにはいきません。形にこだわらない方がうまくいき、また何度別れも戻るという情の関係になってしまうことがあります。憎しみを抱くような相性ではないのでお互いの折り合いの付く距離感を保っている方が壊れずに一緒に居ることが出来ます。
友・衰の関係で起こりうること
再婚ではうまくいくともいわれている友・衰でもあるのでお互いの意識が一緒であれば一緒になることを考えても良いでしょう。ただし、どちらかが尽くし、どちらかが尽くす側になるので自分の性質的に無理をするようであれば不倫関係にとどめておいた方が幸せに過ごすことが出来る相性です。
