相性の種類と距離
相性の中でも「友×衰」「親×栄」「危×成」「安×壊」は「近距離」「中距離」「長距離」と種類が分かれています。距離によっては関係に作用する力も違い、宿運も違うと言われています。距離から更に詳しく相性のことを掘り下げていきましょう。
「友×衰」の相性の距離
・友×衰「近距離」：ロマンチックだが実りにくい。
宿の距離が近いため、縁が生じやすく出会ってすぐは友達でものちに恋愛関係に発展しやすい相性です。相手のことが好きで好きで四六時中考えて、ロマンチックな時間を過ごすことが出来ます。ところが、先に関係を進めようと一緒に住もうとすると障害が出てきます。
友×衰は恋愛としては盛り上がりますし、不倫関係でも常に相手のことを想い合えるのですが、現実が阻んできて実りにくいのです。ただ、別れてもまた復縁するという悲恋の恋人星です。
・友×衰「中距離」：近距離よりも別れの作用は弱くなり関係は長続きする。
友×衰の相性は、近距離よりも宿の位置するところが離れているので再婚などの実りやすい相性です。近距離よりも縁が少し弱まりますが、宿同士の摩擦が起こりにくいので安定した関係を築くことが出来ます。
・友×衰「長距離」：友×衰の長距離は実れば精神的に至福を感じる事が出来る。
近距離や中距離よりも宿の距離が離れている友×衰の遠距離は若い時に縁が生じにくく、不倫関係や復縁などでの縁が生まれやすいです。出会うチャンスが少ないのですが、別離の作用が弱まるので長く安定した関係を作っていけます。友×衰の遠距離の関係での不倫は長く続けていけるので年数も重ねていくことが出来ます。
「親×栄」の相性の距離
・親×栄「近距離」：最高とまでは言えないが理想バランスの関係を築ける。
親×栄の相性は、出会いかたも地味で全く印象に残らないのですが、不倫期間を重ねていくうちに相手の良さをじわじわ見つけていけるので穏やかで居心地の良さを感じれます。宿の距離が近いので不倫からの関係であっても周囲も応援してくれます。不倫関係では関係を肯定していくのが難しいと考えがちですが、親×栄の近距離は実らせやすいと言われいます。
・親×栄「中距離」：相性の中でベストでマスト。
親×栄の中距離は宿曜占星術の相性の中で一番ベストだと言われています。燃え上がるような印象ではありませんが、不倫の関係を続けながらもいざ成就させようとするとスムーズに進めていくことが出来ます。適度に距離があるので冷静で感情的にならずに安定して過ごしていくことが出来ます。宿同士の相乗効果がプラスになるので一緒にいると物資面でも恵まれるようになります。幸福の多い関係なので壊れることがありません。
・親×栄「長距離」：関係を裂くようなことはないが冷めやすい。
親×栄の遠距離は穏やかで円滑な関係を築くことが出来ます。宿同士の距離が遠いので徐々に一緒にいる時間が減ってきてのちに気持ちが互いに冷めていきます。不倫の最初の頃は穏やかさが落ち着くと感じても段々退屈になってしまいます。
「安×壊」の相性の距離
・安×壊「近距離」：燃えるが障害が付いてまわってくる。
安×壊の近距離は縁が生じやすく気持ちも惹かれます。破壊の作用があると言っても微妙な関係で必ずしもマイナスになるのではなく、生まれ時刻によっては友×衰に通じます。不倫を実らせて再婚しようとすると破壊作用が生じて、様々な障害が出てきます。喧嘩をすると衝突は大きいのですが、根に持たずに長続きさせることもできます。
宿同士が善良で淡泊ならむしろ良いともいわれる相性です。それでも破壊作用は生じるので、外的な要因など愛情とは関係のないところで悩みがついて回ります。宿の性質が激しい場合は関係が破綻します。
・安×壊「中距離」：最も恐ろしく破壊の作用が生じるが愛し合える。
他の安×壊と比較して縁が生じにくいので、現実から離れたところで縁が生じます。現代で言うところのアプリやSNSやオンラインゲームを通じて出会うことが多いでしょう。自分の意思関係なく、どうしようもないほどに惹かれ合うのですが、本来なら破壊する側が安側を壊していきますが、安×壊の中距離の場合はこの役割が時に逆になります。
常に相手のことを考え合うほど、惹かれ合いますが、邪魔が入りやすくそれがトラブルへと発展していきます。愛が憎悪に変わることはありますが、人生の中で一番と言うほどに愛し合うことが出来ます。どちらかが厄年の場合に出会うことが多くその場合は厄を安×壊の関係で中和するともいわれています。相手に尽くしすぎると悲劇が起こるので冷静さが不可欠になります。
・安×壊「長距離」：宿が遠いが本人たちの意思は関係なく惹きつけ合う。
強烈な引力が生じます。安×壊の遠距離で出会って愛さないことが難しいのです。全てを犠牲にしても一緒になろうとするので人生を変えていこうと努力します。長い時間を掛けて一緒になろうとして結ばれても愛情とは別の破壊作用が生じるので別離に至ります。「狂おしい」ほどに愛す相手になるので自分の中からもたくさんの感情を引っ張り出される非常に苦しさを伴う関係です。
