【易占・お悩み相談門塾】W不倫で気持ちに変化が、倦怠期の夫婦関係を解消できないかと願うまでに―― 周易による立卦・占断にて今後の運命を尋ねる

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無味乾燥な日々に訪れたある男性との出会い。夫との精神的距離を今さらながら感じはじめ――将来の可能性を覗くツールとして、古代中国の王たちが編み出した卜占(ぼくせん)・易(えき)。

壊れつつある夫婦関係の行方は。
不倫の相手との今後は?

日々見舞われる数々の選択。常に一つの道にしか立つことのできない人生。あなたが不安や疑問をくぐり抜ける門を、ここに開設いたします。

今回の相談者様 カナコさん(仮名)

カナコさん(仮名)は、清掃会社で事務を担当。6歳年上の夫と二人暮らしで、今年、結婚13年目になる42歳。

二人だけの生活はほぼ平穏に続いてきたといってよかったが、唯一の悩みの種が夫の実家だった。そもそも、二人が子どものいない家庭を選択したのも、この実家の影響が大きかったかもしれないという。

実家に問題を抱える夫との生活

夫の父親は早くに家を出ていて、義母は独りで娘と息子を育て上げた。この娘が、夫の姉になるのだが、父親の違う二人の子どもを抱えるシングルマザー

個性的な言動が目立つ人で、実家に迷惑をかけるたび閉口した義母が夫を呼びつけ巻き込んでの話し合いや大ゲンカがくり返されているそう。カナコさんが結婚したときも、長男だからって跡継ぎが必要とか考えることはない、うちは良い家庭じゃなかったから、平穏にやってくれたらいい――というのが義母からもらった言葉だった。

カナコさんの夫はこのことが原因か、少々家庭不信・女性不信気味で、休みの日に実家へ行って戻ると不機嫌で、しばらく口も利かないような時さえある。

仕事一筋で、カナコさんに対する要求も多くなく、カナコさんも不満があるわけではなかった。

それでも、夫婦の生活は無味乾燥といってよく、二人で出かけるようなこともほとんどなくなってきている。特に汚点のように感じていそうな実家のことに触れないようにという配慮がどんどん夫との距離を作っていき、

「この人は私と暮らしていて、楽しいとか思うことあるんだろうか」と、家族というより他人のような感覚で夫のことを見てしまうことがあるという。

不倫相手との出会い

そんなとき、会社の飲み会でたまたま近くの席に着いていた、テンションの高い男性四人組と出会う。その中にいたのがМさん、40歳。

運送会社のドライバーで、翌日の仕事に差し障りが出ないようお酒の飲める日は貴重なため、特別はしゃいでいたところはあったのでしょうが、話してみると多趣味多芸で、既婚者

静かに飲んでいたカナコさんらと明らかに違ったノリを感じたのにもかかわらず、軽い気持ちで連絡先を交換しあった。Мさんのスマートフォンは「奥さんに内緒の二台目」と仲間がばらしてしまう。

とんでもない遊び人かもと思った。ただ、趣味が多いから広い交友関係があるだけ、変に勘繰られたくないから持っている、人脈は財産だ、と言い切って笑ったМさんはいかにも人生を楽しんでいるという感じだった。

カナコさんの夫も運送会社の総務だったため、職業柄共通の話題もあり、頻繁にLINEで情報交換したり、お互いの家庭の話をしたり……。

気晴らしにどうかと、Мさんの趣味の一つである登山に誘われたことがきっかけとなって、時間を合わせて逢うようになった。

自然の中で過ごして、ただ他愛ない会話をして、良い友人――と思った。

Мさんとの会話で、自分に対してはっきりと女性としての興味を持ってくれているのだとわかり、何度か深い関係になったが、おそらく彼は他の女性とも気楽に遊んでいるのだと言い聞かせ、意識してのめりこまないようにした。

Мさんには子どももいるし、奥さんに不満があるという人じゃない。

こちらは事情が違った。自分の夫はもう、不便じゃないから、という理由だけで私との生活を続けているだけじゃないだろうか……。

二人とも四十代。同世代の人たちは少なからず老後の話などするはずだ。

夫との生活、息が詰まるとまではいかないものの、カナコさん自身も、Мさんと出会っていなければ同じような浮かない顔で過ごしていたのかと思うとゾッとするという。

ネットの見出しで不倫という文字を見ても、なんだか他人事みたいだそう。もしかしたらこれはただのきっかけで、夫と離れればなにか変わるかもしれないという心の訴えなのだろうか。

とにかく、少しでも自分を女性として見てくれる相手が、鬱々とした気持ちをぶちまけて笑い合える相手がいるということがカナコさんの救いになっている。だとしたら、現在の生活は救いを必要とするような内容であるということ。

この不倫が発覚するとか、なにか問題が持ち上がって離婚――というより、今この機会に自分の将来のことを考えておきたい、という気持ちになってのご相談です。

相談005 カナコさん 42歳女性

問一 夫との関係はどうなっていくでしょうか。

得卦「山地剝(さんち・はく)」、得爻六四

陽爻がたった一つ、時間の終端に残されています。エネルギーの陥落を表す卦、凶相です。

爻にしても、五爻や二爻なら吉相と言えますが、三・四爻は憂慮が必要な位置。剝卦は、王位にあるものが撃ち落されようとしている姿。邪といえる存在が力を増してきているからです。

四爻の辞は「邪の勢いが寝台の上にまで進み、皮膚に到達するまでになっている」。危険が体の皮膚に届き内部へと迫っているということで、質問が病気なら、深刻な状態の一歩手前といっていいですし、寝台はベッド、人間が心身の回復をはかる場所ですから、精神的にもまずい状態。

これだけではっきり言えるものではないですが、お二人の生活の崩壊を暗示している。もしかするとですが、旦那さんがカナコさんの変化に気づいている可能性もあります。

之卦・晋は通常良い意味の卦。人々の前に進み出て称賛を浴びるようなこと。上卦が「離」ですから、太陽の下。なので善悪をはっきりさせるとか、罪を裁かれるというニュアンスもあります。

占断
旦那さんがカナコさんとМさんの関係に気づく恐れがあります。もしそれがなかったとしても、夫婦関係に亀裂が入るような問題が差し迫ってあるようです。旦那さんも、実家の問題であるとか、疲弊されていた部分もあったでしょうし、カナコさん自身も、このままの状態でいいのかと考えておられたように、現状がありのままにさらけ出され、審判されるような状況が待っている気がします。

問二 夫婦関係の解消も考えていますが。

得卦「山水蒙(さんすい・もう)」、得爻六三

無智という暗く覆われた道を、学びによって切り拓いていくという卦。物理的に行動とか、生活を変えていくということではなく、精神的になにかを得、内奥を変化させていくという時間になります。気づきがあるということですね。

三爻が指摘するところは「欲に目が眩んでいる」という厳しいもの。之卦は(こ)。腐敗した物事のやり直しをしていく卦です。

占断
この結果を見る限り、現在においては「離婚」は最良の選択ではないようです。旦那さんとの生活の立て直しが易占の出した答えで、カナコさんが重苦しさを払って自由を手に入れたいというのでしたら、少し自分本位に偏っているところがあり、問題を解決しないまま手放してしまおうという考えになっていることを指摘されているのだと思います。お二人の問題の打開策は別にあるのだと言っているのではないでしょうか。

問三 倦怠期を乗り切る方法はありますか?

得卦「風水渙(ふうすい・かん)」、得爻九五

渙散する、という意味渙卦。一旦、身近にあるものを散らしてしまうことで、効果としてなにかを聚(あつ)めることを狙うもの。

それを、水の上を走る風にたとえ、舟にもたとえられているので、この卦が出た場合、願いは通ると説明されていることが多いのです。

五爻は、王位に就く者が大号令を発する、というような意味。その号令は汗のようなもの。汗、涙というものは、なんとなく必死さが伝わってきますが、一度体の外に出て流れてしまえば、元に復することができない、というニュアンスで語られているよう。「覆水盆に返らず」という有名なことわざもありますね。

この卦に示されている「水」も、「発散して新しい姿で還るもの」のイメージなのでしょう。もう取り返しがつかない、元には戻らない、ということを覚悟してでも、大事な決意を表明するべきであり、それでこそ、現在の位の権威が保てるということ。

之卦は。前途が霧に覆われているので、これを徐々に払って進むべき道を見つけなければなりません。また裏卦も見ますと、(ほう)卦。これは、盛大。ただ、日射が強くあると、影も強く濃くなってしまうのか、爻辞ではなかなか複雑な状況が描かれています。

ご夫婦は、見た目は不自由一つない恵まれた生活があったのかもしれません。その中でお互いが協力者であったはずなのですが、日はやがて傾くもの。自然の道理とはいえ、その関係が崩れゆく形になったのかもしれません。

占断
お互いがだんまりを決めて、心の内を見せ合わなかったことが問題だったのかもしれないですね。自分の想いをぶちまけてしまうことは、もしかすると相手に大きなショックや怒りを与えてしまうかもしれません。ですので、一度そのような話を持ち出せば、後には引けないというほど、重苦しい空気がお二人にのしかかるでしょう。黙って過ごしていた方が平和に済むのではないかと思うかもしれません。

しかし、なあなあに済ませられるとか、時間が経てばどうにかなるという感じではないですね。問一の状況が物語っています。雰囲気としてはリセットして一からやり直すというように、十分に覚悟した上で、お互いがどう考えているか、意見を発し合う機会を作ってはいかがですか。

問四 不倫相手とは今後どうなるでしょうか。

得卦「天地否(てんち・ひ)」、得爻九五

否卦は、状況として、塞がってしまった世界――ということです。ですが、五爻と上爻は、その塞がりがもう終わりに近い、抜け出せそうな雰囲気を見せているということです。

爻辞は「塞がりは休息するだろう。この高い位にいるものは泰平を取り戻す力を持っているから、常に『滅びるかもしれない、滅びるかもしれない』という気持ちを胸に、堅い木に物事を繋ぎとめるように盤石な構えで行わなければならない」。

之卦が、問一と同じとなっているのが決定打という気がします。いい爻だからといって、Mさんとうまくいくということではないでしょう。この辺は、質問の内容で臨機応変な読みをしていかなければなりません。

占断
沈鬱な生活の抜け道として、Мさんとの出会いがあったのかもしれません。カナコさんは、現在のご自分の状況に光を取り戻せる一歩手前まで来ています。こんなことを続けていたら、いつか破滅を迎えるかもしれないと、そういうことも起こり得るのだと肝に銘じることです。すべてを白日の下にさらしてもなんの恐れはないという暮らしに戻った方がいいでしょう。「もう続けてはいけない」とご自分でストップをかけて下さい。それにより、道は必ず開けます。

問五 自分の人生を改善していきたいのですが。

得卦「地雷復(ちらい・ふく)」、得爻六五

復卦ですが、陰に覆われていた冬のような時期が終わり、春の兆しが現れているという卦。自然の運行がすべてを教えてくれているように、物事は道理に従ってなされていく。

今後、なにをしていくにしろ、希望の春なので大きな期待が持て、将来的な実りへと向かっていきます。これまで陰が勢力を保っていたときに、うまくいかなかったこと、迷っていた心などが改善される様子が爻辞では語られています。

「元に復する」ということです。五爻は特に、自分がどうあるべきかしっかりわかっている立場の人ですから、「敦く復る(あつくかえる)、悔なし」となっています。

之卦は(ちゅん)。こちらも成長を表す卦です。復も屯も、現在は小さな力ですが、これから強大になっていきます。下卦は「震」(動く)です。行動あるのみ、という感じですね。

占断
あなたの想いは道理に合ったことであり、改善していこうという行動は歓迎されるでしょう。特になにをしなさいというメッセージはありません。
「元に戻る」「回復する」ということです。つまりは、どうあるべきかがすでにわかっておられるということ。元の自分に戻るだけ、ということです。今までの時間は気の迷いが心を占めていたような、手に余る問題を抱えて暮らしていたようなところもありました。それは季節のように終わり、必ずいい結果に繋がりますので、旦那さんと話し合われて、今後ご自身が輝いて生活できるような環境を考えてみて下さい。

自分の魅力をアップ! カラー効果

カラーコミュニケーションは、色彩が放つイメージを効果的に利用して、インテリアやファッションのみならず、健康・人間関係などにも効果を狙っていくものです。

お悩みを抱え、ストレスが蓄積するばかり、鬱々と過ごす毎日を改善したいというとき、色彩にパワーをもらうというのは、身近にでき、それほどお金もかからない良い方法だと思います。

気分が華やぎ変わることで、行動にも積極性が加わるかも。その手助け、後押しの力を頂く……という感じです。

ピンクの効果

恋愛に良好といわれる色はピンクというのは、すでに多くの方に知られていると思います。赤が、活動的になり、生殖力も増すということで、下着の色として一時期流行しました。ピンクはこの赤を淡くしたような色です。

色は原色よりもパステルカラーの方が人間関係が円滑になります。与える印象が穏やかだからです。

ただ、元々モテるタイプの方は、ピンクは取り入れる必要はないかと思います。

自分の特性、魅力を際立たせたいというとき、色彩が持つそれぞれのメッセージも考慮に入れた上で、他人だけでなく自分にとっても気分のいいものを選ぶといいでしょう。

働き過ぎの方が青ばかり身に着けないとか、のんびりして怠惰になっているときに緑ばかりにしないとか、その人の性格にも合わせて調節することも大事です。

また、できれば年齢が高い人ほど、明るい色を選ぶようにします。色は光、生命エネルギーであるので、そのエネルギーが年齢が上がるにつれ減少していくわけですから、色で補うのです。

黒は恋愛に逆効果?

以前、占い師の方が、異性を求めているならモノトーンなどの暗い色の服を着るのは逆効果だ、と言っていたのを記憶しています。

私は、若者が黒を好むのは悪くないことだと思っています。十代の方は、これから恋愛のチャンスはまだまだありますから、急ぐこともないでしょう。

若い方で黒ばかり着る方は、おそらくはあり余る自分のエネルギーに辟易しているのではないかと思います。または繊細な方で、自分の内奥を探られたくないという、防御の姿勢なのかもしれません。社会に出て、自分の感情と折り合いをつけられるようになったら、他の色も着られるようになるでしょう。

黒は恋愛運を下げるというより、自分を守り、他者と断絶するような意味を持っています。アーティストなら、人を寄せつけない天才的なイメージを醸せるかもしれません。

いずれも、一色にこだわりすぎ、すべてを同じ色に統一するのもよくありません。精神的に均衡の取れている方は、様々な色を好み、取り入れられる人です。

なので、生命エネルギーが落ちているな、元気がなくなっているな、と感じたときは、自然の中に出て草花を愛でたり、絵画など、色彩がカラフルなものに触れてみるのも心身の回復がはかれます。

おすすめのパワーストーン【ルビー】

女性の魅力アップに、ピンク以外なら紫もいいでしょう。淡色にしたすみれ色などもおすすめです。

ルビーは、ワイン色という感じでしょうか。婦人系の症状にも良い効果をもたらすそうです。男性にもパワーアップをもたらす石です。

どちらかというと個性的な石ですので、消極的な性質の方が魅力を引きだしたいときに使います。

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