《傷官（しょうかん）》は、”「遊星」グループの傷官は、独創的なものを考え出していく、ピュアで繊細な星と言われている四柱推命(しちゅうすいめい)の通変星の１つです。【四柱推命 通変星 完全ガイド】では、傷官（しょうかん）の他の星との相性診断、金運・運勢、特徴、性格など占いでよくある相談事項を徹底解説致します。
※四柱推命について、恋愛や相性、結婚などお悩みやご相談がある方は是非コメント欄にお寄せください。
「傷官（しょうかん）」の性質である「遊星」とは？
通変星は、「自立星」「遊星」「財星」「官星」「印星」の５つのグループに分けられます。傷官は「遊星」グループで、「遊星」の表す特徴的な性格は「子ども・表現」です。つまり傷官の人は、いつまでも子どものようなところがあり、表現することでその人らしい特徴がはっきりとあらわれるということです。
同じ「遊星」グループに属する通変星は「食神」で、こちらも子どもがキーワードですが、傷官とはその子ども度レベルに違いがあります。傷官が思春期に入ろうとする中学生であるとするなら、食神は無邪気でくったくのない小学生といったところです。独創的なものを考え出していく傷官に対し、食神は自分の思うままを外に放出することにためらいがありません。
結果、同じ「遊星」グループで「子ども」が共通した特徴でも、傷官はピュアで繊細、食神は無邪気といわれ、接した相手はそれぞれに違った印象をもちます。
「傷官（しょうかん）」の性格は？
傷官の性格を思うとき、思春期によくある特徴を思い浮かべると当てはまることが多いでしょう。
つまり自分らしさやオリジナリティーには自信があり、プライド高く、ときに強気です。細部にこだわり、追求したがります。その独特な言葉のセンスや表現に、まわりはひきつけられずにはいられません。
そこに率直な物言いが加わると、まるで職人かアーティストのようでもあります。特に変わったことをしなくても「あの人はちょっと特別だから」といった認識をされることもよくあります。
ときにそのストレートすぎる言動によって、そばにいる人をひやひやさせます。思春期の少し大人度がある傷官ですから、まわりの目や評判も気になり、言ってしまったこと、やってしまったことを後でくよくよと気にすることも多いので、初めからすべてをさらけ出すことには慎重です。ときにはあきらめて孤独を決め込むこともあります。それはそれで本人にとっては必要な時間なのでしょう。
このような傷官を面倒くさいと考える人もいれば、放っておけないとあれこれ世話をやきたがる人もいます。それだけの魅力にあふれた人です。
「傷官」の恋愛傾向、結婚生活は？
美しく生きたい傷官は自分の外見にも常に気を遣っているので、同性・異性問わず注目されます。また見た目だけでなく、趣味などにセンスのよさを感じさせるので常に刺激があり、恋人としての魅力は尽きないでしょう。
頭の回転が速く、気が細かく、恋人の友だちへの気遣いも完璧です。傷官は、友だちからもうらやましがられる理想的な恋人といえます。
しかし、相手の嫌なところが目についてしまう、またそれに目をつぶり流してあげられるほどの大人にはなれないといったところがあり、いつも口うるさい、なんだか束縛されているみたいと思われることもあります。特に付き合いが長くなってくると遠慮がなくなりますから、あれもこれも口出ししすぎることがないよう気をつけましょう。
結婚後は、自分の興味やこだわりが家庭に向かえば、理想的な夫、妻になります。おしゃれなご夫婦とご近所から噂されることも少なくないでしょう。
注意することをひとつだけ。「口は災いのもと」であることを常に意識して、言いたいことが10あったとしても、全部は言わないで収めておいてください。
「傷官」の適職は？
傷官の人の特徴である表現力がものをいう仕事につくことが、幸せや満足感をもたらします。
文章で表現するのか、言葉で表現するのか、何かを創作するのかその方向はさまざまですが、表現する意欲も力ももっている傷官らしさが生かせる仕事につくとよいでしょう。
こだわりをどこまでも追求できる真摯な姿勢は職人やアーティストのようでもあり、研究者のように突き止めていく仕事もいい面が活かされるよい仕事です。
もう一つの特徴である人を見抜く力、これを活かせるカウンセラーや教師も適職です。細かいところまで気配りでき、対応もす早いという特徴を存分に活かしていけるでしょう。
傷官の人にとって、専門性や資格をもつことは重要なカギになります。組織の中では、よい人間関係作りも仕事と同様に大切です。専門性や資格があれば、人間関係でギクシャクすることがあっても乗り越えやすいからです。
「傷官」のお金の使い方、活かし方は？
美意識が高く、クリエイティヴなことに興味がある傷官の人は、自然とそういったことにお金を惜しみなく使う傾向があります。人からみると贅沢な使い方していると思われることも。しかしなぜか金運は安定しているように見えるのも傷官の特徴です。
表現力とともにある傷官の特徴に、勘が鋭いことがあります。使うべきときに使い、次なるお金を生み出す。そんな活きたお金の使い方ができるのも傷官です。一方、こんなことにはお金は使わないと自信とプライドをもってひとつひとつ細かく判断できることも、無駄な出費が抑えられる一因となります。
「傷官」と他の通変星との相性、関係性は？
相性がいい通変星は、「自立星」グループに属する「比肩」と「劫財」です。
「比肩」は、まじめで責任感が強いので、一見協調性に欠ける傷官のことを放っておけず、つい構ってしまう、応援してしまう相手になります。実はいつでも相手をリードしたいという気持ちがある比肩にとって傷官は、満足ややりがいを感じさせてくれる相手でもあるのです。傷官にとっても人間関係でぎくしゃくしたときにフォローしてくれる比肩は非常に助けられる存在です。
もうひとつの相性がいい通変星「劫財」は、プライドが高いのではっきり口には出しませんが、傷官の表現やプロ意識の高さを好ましく感じ、認めています。ときに反発も買うこともある傷官の言動をいつでも肯定的に受け止めてくれる人なのです。人間関係や資金のことでうまく立ち回っていけないときにはこちらからお願いしなくても何かと手助けしてくれるので、傷官にとっては思いを現実に導いてくれる非常にたのもしい存在となります。
「傷官」の有名人は？
傷官の有名人といえば、二宮和也、菅田将暉さんです。お二人とも本業は歌手、俳優なのですが、二宮和也さんは俳優としても高い評価を受けていますし、菅田将暉さんは歌手としても十分稼いでいけそうな才能を感じさせます。それぞれ、将来はどちらが本業になっていってもいいようなレベルの高さで、まさに表現力の豊かさが特徴の傷官らしさですね。
もうひとり傷官の有名人としてご紹介したいのが綾瀬はるかさんです。傷官は美男美女が多いといわれているのは本当だと納得できますね。やわらかな話し方で多くの人に好かれる雰囲気ですが、ときに天然の毒舌というか、ストレートすぎる言葉がポンと飛び出すことがあり、まわりをひやひやさせています。他の人が気がつかないことに気づき、それをつい口にしてしまうという典型ですね。プライベートな付き合いであればもっとたくさんの鋭い言葉が出そうな綾瀬はるかさんですが、仕事の中では多少抑えているのかなとは思います。本業の女優として光っていればそれで十分でもありますね。
四柱推命 通変星 まとめ
四柱推命 通変星：「傷官」の人の性格、恋愛傾向と結婚、適職と働き方、お金、他の通変星との相性や関係性、有名人についてお伝えしました。
表現力豊かで、洞察力が鋭いゆえにときに毒舌。繊細そうで気を遣うけど魅力的で放っておけない雰囲気をもつ傷官の人。 豊かな才能を惜しみなく発揮し、ときに不器用なところは上手に他の人に補ってもらうことができれば、人間関係もうまくいき、高い美意識に支えられた美しく心豊かな人生が送れるに違いありません。
