ルーン占いとは?
ルーン占いは、あまり馴染みがない人も多いかもしれません。ルーン占いを名前は聞いたことがあるけども、詳しくは知らないという方も多いのではないでしょうか・・?
ルーン占いとは、古代北欧の占いでルーンと呼ばれる文字を使って占うものです。ヨーロッパでは人気の占いで、タロットよりも歴史は古いのです。ルーン文字には1文字1文字にパワーがあり、引いた文字の意味を見て占っていきます。
現代ではパワーストーンに刻まれたものが多くあります。その見た目から、タロットカードとは違った魔術的な雰囲気を感じる方が多いのではないでしょうか。
いわゆる、その時引いたもので読み解いていく・・卜占(ぼくせん)と呼ばれる占い方法です。占い方はシンプルで、ポーチ等にルーンストーンを入れて、手で一つ引く・・ワンオラクルというやり方です。そこからスプレッドといってさまざまな展開方法で視ていく方法もあります。
また、スロウキャスティングといって、ルーンを両手で持ち、質問を思い浮かべながらルーンを放り、ばらまかれたルーンの位置と意味を読み解いていく方法もあります。 カードとは違った深みのある方法ですね。
ルーン占いで使うルーン文字の起源
ルーン占い・ルーン文字と言えば、神秘的で謎の多いイメージがあります。 いったい、いつ、どこで生まれたのでしょうか・・?
ルーンを研究する学者たちの間でも、ルーン文字が誕生した時期と場所については意見が定まっていないのですが、おおよそ紀元後100年~200年頃だと言われています。
ルーンと言う言葉は、ケルト語とゲルマン語で「謎」を意味します。占いに関連することもありますが、ほとんどのルーンの実践者は、ルーンは未来を予測するように設計されていなかったことを現実的に指摘しています。
ルーン文字の形成とそれを使用した人々に関する歴史的研究があります。 「ルーン文字」という言葉は、各ルーンステーブの背後にある独自の象徴的なミステリーまたはアイデア、つまり木、粘土、または石に刻まれた形または彫刻を指します。現代の歴史家達は彼らの小旅行で野蛮であると考えていましたが、バイキングは地球と自然の循環に触れていました。
ルーン占いとルーン文字の歴史的証拠
ルーン占いとルーン文字の考古学的証拠は、第二ヨーロッパの青銅器時代と鉄器時代の初期に北ヨーロッパとスカンジナビア全体の初期の岩の彫刻に見られたシンボルがルーンステーブの開発につながったことを示唆しています。ルーンステーブ自体の起源のように、ルーンの意味の由来は謎のままです。ゲルマニア10では、タキトゥス(ローマの政治家、演説者、歴史家、西暦1世紀の作家)が、鳥の飛行や鳴き声を解釈する方法など、さまざまな形態の占いについて説明しています。ルーンステーブの形状は鳥の飛行パターンに由来すると推測されました。
【ルーン占い】北欧神話とルーン文字の関連
ルーン占いは北欧神話における天界のうち、神々の国アスガルドに住むアウス神族の主神オーディンが9夜にわたって世界樹のユグドラシルで首を吊り、忘我状態で手にしたのがルーンだと伝えられています。
のちにオーディンはその知識をアウス神族、小妖精、小人、巨人族に分け与え、人間にまでルーンに隠された秘密を教えたため、北欧の先祖の筆記文字になったと言われています。
ルーン占いとタロット占いの関連
ルーン占いとタロット占いの関係性に置いて、ライダーウエイト版のタロット「吊るされた男」は、ルーンの秘密を得る時のオーディンを描いたものだという解釈もあります。
ルーン占いはどのように用いられていたか?
ルーン占いは、北欧では古代からルーン文字の起源とおなじく神聖視されてきました。
北欧の古い文献の研究書では、ルーンは
①人間同士の伝達手段、ルーンでの所管の筆記文字として
②詩を書き留めたり、先祖の功績を石碑などに刻むため
③占いのツールとして
④病気の治癒や危険からの防御、呪術文字として段落
⑤黒魔術の呪術文字として
などに用いられていたことがわかります。
ルーン占い 歴史 まとめ
ルーン占い・ルーン文字の起源とその歴史ということで、北欧神話や歴史的な実証などを交えてルーン占いやその文字の歴史的な背景を具体的にご紹介しました。またタロットカードで占う、タロット占いとの意外な関係性についても触れました。
世界史、そして日本の歴史を語るうえで占いというのは古代から長く人々に愛され親しまれてきたことがどの占いから見ても分かります。ルーン占いは、日本ではまだまだ有名とまではいきませんが。占いが好きな、占いフリークの方々には根強いファンがいます。今後、ルーン占いで恋愛占いや、相性占いなどご紹介していこうと思います。