2020年5月最新版【四柱推命 通変星 完全ガイド】「食神(しょくじん)」の相性診断、金運・運勢、特徴、性格から芸能人まですべて徹底解説

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四柱推命は数々の占いの中でも、修得するのが難しく、多くの知識とスピリチュアルな世界を探求する者にしか手にすることができません。それ故に人気があり、長い間、受け継がれている占いでもあります。一度占えば、自分の生まれ持った「星」を知ることができ、あなたの状況や、あなた自身を知るための最良の物差しとなり、運命を変える事さえあるのです。

この記事では、その四柱推命占いの「通変星・星」のうちの中から、「食神」(しょくしん)について解説していきます。

・通変星と5つの特徴

四柱推命では、通変星と呼ばれる10個の「星」を、それぞれの5つの性質に分類します。

★「自立星」(比肩 / 劫財) …自我、リーダー

★「官星」(正官 / 偏官) …地位、行動

★「遊星」(食神 / 傷官) … 遊び心、表現

★「財星」(正財 / 偏財) … 人脈、金脈

★「印星」 (印綬 / 偏印) …知性、

「食神」は、遊星に属し、遊び心や表現の星です。10ある通変星の中で、唯一「神」が付く星でもあるのが、この「食神」です。

この星は、吉星。食神は衣食住の守り神と言われていて、衣食住に恵みを与えてくれるとされています。
好きな時に好きなだけ、遊び、好きなだけ美味しいものを食べていたい、という子供のような星。

傷官と並び、「遊星」つまり、遊び心の星です。

子供のように遊興味を持った対象から、遊びを通してアイデアや技術を取得し、
軽やかに世間を楽しませるのが得意な、エンターテイナーな星です。

・『四柱推命 食神』星を持つ人の特徴は?

〜『楽』の追究者〜

「ムードメーカー」

どこかおっとりとした雰囲気や、豊富な表現力、誰からも愛されるような愛嬌があるので内向きよりも、外に向かっていくエネルギーが強く、ムードーメーカー的な存在。

「マイペースで、平和主義」

「大きな夢や野望なんてなくとも、今が幸せで楽しいのなら、それでいいじゃん…」というように、よく言えば、のんびり屋で、マイペースですが、やや協調性に欠けるので、集団生活が苦手でもあります。

「事なかれ主義」

穏やかで平和主義な反面、優柔不断で、計画性や判断力に欠けていたり、人と争う事が苦手なので、面倒ごとには、どこまでも逃げてしまうようなところがあります。安定した信頼感は得ずらいかもしれません。

「子供っぽい」

好きなことを好きなだけ、気が済むまでやりたい。つまらないと感じたら、とことんつまらなそうな態度を取ってしまうような、子供のようなところがあります。

・食神の星を持つ人の適職や金運

食神の適職は?

優しく、争い事が苦手。子供のような感性で、誰からも愛される食神は、自分の好きな事で人から注目されたり、称賛される仕事に就くのが、一番幸せを感じます。

人との関わりを、持てば持つほど才能を発揮していくので、他者に向け、自分をアピールできるような職業が向いています。

接客業やサービス業、芸能関係、音楽家などエンターテイメントなどを仕事にするのがいいでしょう。

食神の金運は?

衣食住に恵まれる星なので、金運も自ずと付いてきます。ただ、やりたくない事を我慢して続けるのは、金運を含め全ての運気を下げてしまうので、常に自分の気持ちを優先してあげる事が金運上昇には不可欠です。

・食神と他の通変星との関係

・食神×劫財の並び

劫財は自立星なので、尽きることの無い自分の欲望を手に入れようとします。組織的に動いて、自分を向上させていく星ですが、自我が強く、独りよがりになることも。そうした性質に食神星のおおらかさや愛嬌が加わると、尖った部分が丸くなり、物事が上手くいくようになります。

興味のないことや、魅力を感じない事を続けていては、その才能は活かされません。あなたの世界を極める事が大切です。注意点は、無駄な浪費をしたり、自分勝手な面があるので、こうした特性を理解してバランスをとりなから行動しましょう。

・食神×比肩の並び

比肩も自立星で、とても強い自我を持っていて、自己完結型の一匹狼です。さらに食神の「好き」を言動力にした、エネルギーが加われば、大好きな専門分野をとことん極めるでしょう。楽天家とストイックのバランスを、上手く使えれば、最高の組み合わせになるでしょう。

注意点は、ネガティブになりすぎない事。無駄な葛藤は捨てて、とにかく自分に集中する事が大切です。

・食神×偏官の並び

偏官は常に変化を求める、行動の星。男女共に、親分肌で気性が豪胆で荒いので、食神の愛嬌や、優しさが加わると、面白くて、部下思いの頼れる親分になります。好きな分野での、こだわりが強すぎて、排他的な振る舞いをとってしまう傾向があるので、周囲との調和を取ることが大切です。

・食神×正官の並び

食神との関係は強運の関係で、楽を追いかける食神の表現力と、自由を求め、体現する正官は、雄弁でプレゼン周りからは慕われるし、
衣食住にも困らないでしょう。注意点は、情に厚いので、自己犠牲をしてしまったり、やりたくない仕事を引き受けてしまう傾向があります。

活き活きしてる状態が強運の状態なので、苦しい思いをして、運気を下げてしまわないように、気をつけましょう。

・食神×傷官の並び

楽天家とガラスの貴公子のアンバランス。ポジティブとネガティブの間を行ったり来たりしているので、とても複雑で、掴みどころのない天才肌、バリバリのアーティスト気質です。男女共に、色気があり、何とも言えない魅力を兼ね揃えています。芸能や音楽、絵画やダンス芸術の分野で、天才的な才能を発揮します。

・食神×食神の並び

仕事運、金運共に問題なく、上手く行く組み合わせです。持ち前の愛嬌や、おおらかさに加えて、大胆さも兼ね揃えますので、万能な才能を発揮します。優柔不断な面もありますが、周りの人達が手を差し伸べてくれたり、良い方向へ導いてくれるので大丈夫でしょう。

注意点は、食神の子供っぽさも、より強調されるので、ワガママになり過ぎないように注意が必要です。
 

・食神×偏財の並び

偏財は大勢の人と関わりを持つことで、輝く星。また、財という字がついているので、金運にも恵まれるのです。食神、偏財の並びの男性は、細やかな気遣いや、やさしい気持ちをストレートに相手に伝えることができます。お金周りも良いので、異性からモテるのは間違いなしです。注意点は、恋愛や家庭でのトラブルが起きやすい並びなので、度を過ぎた遊びは控えましょう。

・食神×正財の並び 

正財も人脈と財運の星です。偏財と違い正財は、キッチリしっかり者なので、大勢と関わるより、少なくても気心の知れた人と関わることで、運が開けてきます。食神との並びは、生まれながらにして、運が強くて、性格も柔和で癒やし系な人が多いです。ピュアで飾り気がなく、コミュニケーションもバッチリ取れるので、部下から慕われて、上司からは可愛がられるでしょう。

注意点は、争いや競走を嫌うので、成果報酬型のお仕事や、会社務めには向かず、自分の良さや運を逃してしまいます。

・食神×偏印の並び

偏印は知性の星と呼ばれていて、五行の性質は水になります。食神の五行は火なので、水が火を克(こく)す関係。食神×偏印の並びは別名「倒食」と言い、数奇な人生だったり、精神的な葛藤が多く、辛労が絶えないのですが、芸術面の才能や、誰も思いつかないような発想力を持っていますので、独自のセンスを活かせる場所、物、人に出会うことが、開運に繋がっていきます。

注意点は、感性が鋭く繊細なので精神的な負担が周りにも自分にも、悪影響を及ぼしてしまいます。一息入れたり、リラックスできる環境を整えてあげましょう。

・食神×印綬の並び

印綬は、知性の星(偏印、印綬)に分類されます。知識欲が旺盛なので、研究者や学者の人が多いのが特徴です。食神との組み合わせの特徴は、物事を自分が納得行くまで考えて、行動ができる。お互いの悪いところを、補い合う組み合わせです。長寿なのもこの組み合わせの特徴ですね。

注意点は、目標や目的が定まっていないと、力を発揮出来ないので、ネガティブ思考でいる時は運気が下がります。

「食神」と他の通変星との相性

・食神 / 比肩 

比肩と食神の相性は良し。一人で完結できる仕事を好み、真面目な職人タイプの比肩に対して、食神は楽天家でマイペース。良き理解者となり、仕事に邁進できるでしょう。のんびり屋で優柔不断な食神に対して、比肩が上手く舵をとってあげるのが良いでしょう。

・食神 / 劫財 

ないものを補い合う関係。劫財は強者の星で、わがままで野心家。自分のペースに引き込みたくとも、マイペースな食神には上手くかわされてしまいます。劫財は、のんびり屋な食神と過ごすことで、安らぎを感じ、食神は惜しみない劫財の支援によって才能を伸ばし、財を成してゆけるでしょう。

・食神 / 正官 

真面目で内省的で、内側に安らぎを求める正官と、子供のように後先考えず、楽しい事へ情熱を向ける食神との相性は、悪くはないけれど、どちらかと言うと、正官が食神に振り回されてしまう傾向があります。関係を良好に保つ為には、食神が節度を守り、正官の自尊心を傷つけないことが肝心です。

・食神 / 偏官 

個性が反発し合う関係。偏官は行動の星。常に変化を起こそうと、動き続けるのに対して、食神は自由で楽しく生きる事をテーマの遊びの中で活きる星。正義感が強く、それに反する者を叱咤するような激しい一面をもつ偏官と、マイペースで楽を求め、子供のような食神。互いの違いを認め、尊重することが、それぞれの長所を潰しあわずにいい関係を保つ秘訣です。

・食神 / 食神  

友達同士がいい関係。恋愛結婚においては、互いに優柔不断で、責任の重いことが苦手なので、物事を決められず漂流してしまう傾向があるようです。趣味や仕事にフォーカスしても、お互いに好きな事に没頭してしまう傾向に有るので、周りのサポートが必要。お互いが好きに生きられる関係性や環境を構築しましょう。

・食神 / 傷官 

お互いを活かし合える関係。シニカルでド直球なのに、ガラスのように繊細な傷官を、食神のおおらかさで和らげてくれます。どちらも遊星ですが性質は違うので、お互いに惹かれ合う関係になっていきます。陽気な食神、陰気な傷官この対極な性質を持った芸術肌の相性は、支え合う事によってお互いを補い合えるのです。

・食神 / 正財 

遊星は財星との相性が良いとされています。正財は明るく愛情が深く、物事を堅実に進めるので、リーダー向きの資質がと言えます。食神は好きな事に没頭するあまり、偏った生活になりがちですが、正財と一緒にいることで、極端さが中和され、安定します。また、食神の芸術性や、大らかさが、正財の真面目さや、勤勉さを、和らげてくれるので、お互いに惹かれ合い成長していける関係となります。

・食神 / 偏財 

食神と偏財はとても似た性質をもっています。一緒にいるととにかく楽しい!!ですが、お互いとことん遊びたいので、その場を収めることが出来ないのが難点。食神も偏財も財運に恵まれているので、生活には困らないのですが、ある程度楽しさの中にもメリハリをつけて、金銭トラブルに巻き込まれたり、偏った生活にならぬよう注意が必要です。

・食神 / 印綬 

印綬は頭がよく、芸術や、学術的なセンスがあります。繊細で規律的な面があるので、自由を謳歌したい食神とは水と火の関係になります。お互いに芸術や学術に秀でている反面、自分の気持ちに反して相手に合わせると、長所が活かせないので、ある程度の距離感を保つのが良いでしょう。

・食神 / 偏印  

印星と遊星の相性は今ひとつ…ですが、芸術面では、才能を発揮できる偏印は好奇心が強いため流行に敏感。また、独創的なアイデアと高いプライドの持ち主。食神は偏印の発想力に興味を持つことができれば、それに没頭して形にしますが、次から次へと対象へ飛びつく偏印に、食神は振り回されてしまう事もしばしば。食神はマイペースなので、偏印の動きに合わすことができないので、偏印は食神に対して不満を抱く事もあります。 

【四柱推命 通変星 完全ガイド】「食神(しょくじん)」まとめ

食神は他の通変星の中で、末っ子的なポジションで、愛されキャラでいて、流されやすい。好きな事、好きな人、お金を大切に扱ってあげると食神は喜んでくれるので、エネルギーを沢山分けてくれます。芸能、芸術家、スポーツ、起業家など世に出て活躍したい願望を持っていて、世間から注目を浴びたり、独自の世界観を大勢の人と共有すると、食神は輝きを増すのです。

ご自身の命式で、日柱天干、月支元命どちらに食神があるかで意味合いは変わってきますが、食神の特徴と他の通変星との並びや、十二運勢などの組み合わせを知ると、本来生まれ持った自分の性質や、今抱えてる問題などを解決する糸口になるのではないでしょうか?

今回も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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